作品名

ダイキン・オードシェル蓼科

設計

スタジオ アルテック(室伏次郎)

受賞

1992 IES/Award of Merit

所在地

長野 中部地方

竣工

1991年

カテゴリ

ホテル・宿泊施設

概要

宿泊キャビンや茶室などの建物が点在して建てられているこのリゾート施設の中心になっているのは、敷地を貫く渓流を囲むように建てられたセンターハウスとアミューズメントハウスである。二つの建物の渓流に面した側はガラス張りになっており、自然がそのまま内部空間に溶け込むよう計画されている。照明計画の目的は、都会的に洗練された未来志向型の二つの建物と自然を結びつける夜景をつくることであった。それぞれの特徴を出しながら自然を挟んだ一つの空間として、どのように光で演出するかが照明の重要なポイントとなった。

透明ガラスで囲まれたセンターハウスは、敷地内のどこからも内部が良く見える建物である。ロビーとレストランにはそれぞれ特徴のある器具をデザインし、施設の中心であることを表現した。また、天井にはアップライトを設置し、内部を間接光でやわらかく照明すると同時に、テント屋根全体を行燈のように光らせて外部照明の役割も兼ねさせた。

アミューズメントハウスの天井面は暗くしてクローズな感じにし、スポットライトで鉄骨の梁や岩山を照らして屋外の木漏れ日の雰囲気をつくった。

自然の暗さを背景に、一方の屋内の照明は他方の屋外の照明となる。二つの建物の照明はそれぞれ別々の個性を主張しながら、自然をより引き立てる一つの空間を生み出すことに成功した。