作品名

山口県健康センター

設計

久米設計

受賞

1998 IES/Award of Merit

所在地

山口 中国地方

竣工

1997年

カテゴリ

公共施設

概要

山口県総合保健会館は、多目的ホール、視聴覚室兼大研修室に、市の保健業務を行うオフィスを併設した複合施設である。敷地の2方向が道路に面していることから、ガラスで覆われたアトリウムロビーは遠くからもよく見える。

照明計画では、このガラスのアトリウムを、外と内をつなぐ光の箱としてデザインした。

ガラスを支える繊細なステンレスワイヤーを、床に埋めたスポットライトで浮かび上がらせ、透明感を強調した。ランプにはまぶしさを避けるため、グレアレスキャップを装着している。

また、アトリウムまわりの外構照明として、ガラス板とアルミの反射板を使ったオブジェを池の水の中から照らし上げた。軽快に浮かび上がる反射板は、その先にあるアトリウムにつながっていく。ガラスのアトリウムは、まるで宝石のように光り輝き、地域のランドマークとなっている。